入浴・入浴剤のこと

まだ引き摺る「炭酸泉を作るの巻」

ミネラルスパパウダーから1.5リットルの炭酸ガスが発生すると言うことは、炭酸泉の効果はあるのか?

そんなことを考えてみました。
結果は惨敗!
炭酸泉恐るべし!

炭酸泉の定義は?
遊離炭酸CO2 1,000㎎/㎏ですよね。
お風呂で言えば200リットルのお湯に、200gの炭酸ガスが溶け込んでいる状態です。
ガスに重さ?なにそれ?
調べてみるとCO2の重さは44g/molだそうです。
200g÷44g=4.55molになり、金曜日に計算していたのとは一桁違っていました。
4.55mol×22.4l/mol=101.92リットル
200リットルのお風呂のお湯には100リットルの炭酸ガスが溶け込んでいる状態と言うことです。
炭酸泉ってすご~い。

4.55mol炭酸ガスを発生させる入浴剤はどのくらいの量かを計算すると。
4.55÷3=1.52質量分のクエン酸が必要ということで、
クエン酸は192×1.52=292g必要となります。

炭酸水素ナトリウムは4.55×84g/molなので382gになります。

合わせると292+382=674gの入浴剤が必要になります。

つまり炭酸タブレット型入浴剤40g使うと、最低でも17個をいっぺんに投入するということです。

ネットで調べていたら同じことを計算し、部分浴(足湯)として実際に医療に役立てていらっしゃるクリニックさんを発見しました。
ハートクリニック福井さんというところで、福井県にあるのかと思いきや三重県伊勢市の病院でした。

この研究成果をもとに自宅で炭酸泉を作るには、炭酸タブレット型入浴剤40gが40個ほど必要ということがわかりました。

「炭酸泉を作る」なんてことあまり考えてこなかったけど、今更ながらちゃんと考えると、すごいことなんですね。
入浴剤メーカーとしては、こんな無謀な挑戦はやめておこうと思いました。

by ひらおか