温泉・銭湯のこと 九州

別府八湯温泉道に挑戦してみました(3日目)


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記事を書いている間に弟からコメントをもらいました。
兄貴、温泉道すごいね!なんて書いてくれたのかと思ったら、きりん亭の冷麺、懐かしいねだって。
食べることしか考えてない兄弟だっちゅうのがバレバレじゃんね。

さて、別府八湯温泉道の3日目は昨日に引き続き鉄輪温泉からスタートします。
まだ行けていなかった100円温泉が少し残っていたので、それらをまずはやっつけます。
まずはこちら、谷の湯さんからスタートです。
はりきってどうぞ~(*゚▽゚)ノ
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第26湯目、谷の湯。谷間にあるから谷の湯?

別府八湯温泉道第26湯目は鉄輪の谷の湯。
9時に現地到着。
早い時間は誰もいないのでのんびりとお風呂に入れました。
谷の湯を後にして、次に向かったのは地獄原温泉。
なにやらオドロオドロシイ名前ですこと。大丈夫かな。

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第27湯目、地獄原温泉。熱湯地獄か灼熱地獄か!?

第27湯目は鉄輪の地獄原温泉。
あっつあつの湯を覚悟していたのですが、気持ちいいぬる湯でした。
地獄かと思ったら極楽だった!(≧∇≦)
極楽原温泉でいいよ、もう。
気持ちのいいお風呂をあとにして、さらに鉄輪の100円お風呂を巡ります。
続いてはこちら。


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第28湯目、上人湯。かっこいい入浴札。

28湯目は上人湯。
向かいの食堂で入浴札を100円でお借りしまして、浴室の中にひょいとかけておきます。
無賃入浴対策なんでしょうね。
ちゃんと払わなきゃダメ、ゼッタイ!
透き通った柔らかいお湯が肌にからむ感覚。
いいお湯ですなぁ。
このままこうして入っていたい…。という気持ちをあわてて掻き消し、湯めぐりの旅を続けましょう。
さて、次は少し鉄輪の地獄地帯から離れた「みかゑり温泉」へ。


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第29湯目、みかゑり温泉。贅沢に貸切状態!

別府八湯温泉道、29湯目はみかゑり温泉。
あっつあつの内湯と露天風呂がうれしい温泉です。
内湯から露天までは少しアプローチがあるので、一度服を着なければなりません。
全裸に洗面器で移動しようと思ったのですが、やめておきました。
蒸し湯もあったのですが、あまりにも熱くて5秒でギブアップ!
地獄蒸しを作る設備があるようなので、今度スーパーでたまご買って行きます。
みかゑり温泉を後にして、少し登ったところにある丘の湯さんへ。
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別府八湯温泉道30湯目、小倉薬師温泉 丘の湯。

隣にある名湯「神丘の湯」がタッチの差で閉鎖してしまいました。本当に残念です。
何が残念て、「この神丘の湯が別府で一番好き!」というコメントを聞く度に、残念度合が増すのです。だからもう言わないで、お願い。
でも、この丘の湯もとても素晴らしい温泉だと思いましたよー!
木の浴槽にあふれるお湯。
ぼくのベスト3に入る風呂が、ここ丘の湯さんです。
丘の湯さんを後にして少し山を登りましょう。
照湯へGO!

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第31湯目、照湯温泉。

明礬に向かう途中の左側にあるお風呂です。
温泉のステレオタイプのようなお湯ではないでしょうか。
イオウの香りたつハマグリのお吸い物のようなお湯。
お椀にすくってミツバなんて散らしたら、ちょっとした料亭気分が味わえ・・・るわけなーい!
首都圏から来たお客さんから「いかにも別府らしい温泉に連れて行ってくれ」というリクエストをもらったら、ここ照湯か柴石か堀田の温泉に連れて行くだろうなぁ。

さて、次は明礬温泉エリアに突入です。
濃いー温泉が五感を直撃しますよ!

IMG_5836_R.JPG第32湯目、鶴寿泉。

こちらはお賽銭で入れる温泉。
お風呂を守る方への感謝の気持ちを込めて入れさせてもらいました。
先客は農作業を終えたかのような方が2人。
小さな湯船なのでタイミングを図らないと密着してしまうので注意。
この段階で4段になりました!
さて、次は明礬温泉から横断道路を通って堀田温泉に行ってみたいと思います。

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第33湯目。堀田温泉。名湯ですね。

別府八湯温泉道、第33湯目は堀田温泉。
茶色く濁ったお風呂だったのですが、あちこちググると透明のお湯が気持ちいいらしいです。あの茶色いのは何だったんだろう。ま、いいか。
内湯に露天、広い洗い場と真新しい施設。
関東だったら800円~1000円してもおかしくないお風呂が別府では210円。
ため息しかでませんな。ふぅ。
ここで1日いてもいいかなぁなんて思いを捨てて、厳しい修行の道に戻ります。
時刻はちょうどお昼時。おいしいうどんでも食べに行きましょうか。
実は1日に水を4リットル近く飲むので、胃が弱ってきてるんです。
うどんくらいしか入らないので、すみません。

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ばばーん!ごぼう天うどん(ダブル)

堀田から一気に坂を10号線まで下り、やってきたのは名店鳴門うどん。
胃が弱っている割にはダブル。
だってここはうどんが3玉まで同じ料金なんです。
さすがにトリプル(うどん3玉)は無理だったので控えめにダブルで。
料金は370円、やすっ!
別府観光の折にはぜひお立ち寄りください。ごぼう天うどんがおすすめです。
うどん食べてる間に雨がひどくなってきたので、すこーし雨宿りして次なる温泉へ。

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第34湯目、幸温泉。名前とは裏腹に地獄のような熱さ。

第34湯は別府温泉の幸温泉。
ちょっと(いやかなり)熱かったので、水を入れさせてもらいました。
適温になると、これまた不思議。柔らかないいお湯だこと。
贅沢にゆっくりとお湯につかりました。
幸温泉でHappy!な気分になったあとは薬師温泉に向かいます。

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第35湯目、交差点にある薬師温泉。リアルな昭和がここに。

第35湯目は富士見通りと幸町通りの交差点にあるお風呂、薬師温泉。
むちゃくちゃレトロな建物でちょっと引きますが、これも味わいというものと割り切ります。
最近よく昭和レトロを演出するような飲食店とかあるじゃないですか。
そういうものを作るクリエイターは一度、このリアルな昭和を見に来いって言いたくなりますね。
隣の女湯からは地元のおかあさんたちの会話が聞こえてきます。
夜の献立の話でしょうか。なんだかホッとしますね。人と人の糸がしっかり紡がれています。都内の銭湯もきっとこんな感じだったのかなぁなんて思ったり。
別府市民とお風呂のつながりを感じながら次なるお風呂へ向かいます。
次はすこーし坂を登った芝居の湯へ。

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第36湯目、芝居の湯。

第36湯目は別府市コミュニティーセンターの温泉、芝居の湯。
とてもきれいな施設さんで、お湯も申し分なし。
観光客の方には馴染みやすいお風呂かもしれませんね。
以前はぼくもこういう整えられた施設が好きだったのですが、今は完璧に町の共同浴場推しになったようです。
「こんにちわ」と挨拶が交わせるお風呂に入るのが好きになってきたんでしょうね。
さて次は神社の中にある温泉に向かいます。


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第37湯目、七ツ石温泉。手作り感満載。いや「感」ではなくて「モロ」手作り。

お風呂に入り、「こんにちわぁ」と挨拶すると、「こんにちわぁ」と挨拶を返してくれる、そんなお風呂。
いいなぁ、この距離感。
お湯はアツアツですが、「熱くねぇかぇ?」と気さくに声をかけて下さいます。
ほんとはアツアツなのですが、気持ちだけありがたく頂戴してガマンしてお風呂を頂きました。
時間もそろそろ19時近く。最後のシメのお湯にしましょうか。

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第38湯目、如意輪温泉。民家丸出し。

別府八湯温泉道、第38湯目は如意輪温泉。
住宅街の真ん中にある、しかも民家のお風呂っぽいたたずまい。
ある意味秘湯です。

別府で一番いいお湯です、なんていう人もいるくらいの名湯。
確かに湯上りのお肌の調子がつるすべさらっとしています。
よく見ると重曹泉、なるほどです。

てなわけで、別府八湯温泉道3日目も13湯に入湯。
合計38湯を頂きました。
あちこち巡ってますと、お風呂場の看板に「湯治の仕方」というものが書いてあるんですね。
それによりますと1日に3から5分の入浴を1回ないし2回すること、と書いてあるんです
入浴時間は短いとはいえ、1日に13湯も入るのは身体にいいわけがありませんよ。
湯あたりの症状がまだ出ていないのが幸いです。
ただ、短期間にいろんな温泉地のいろんなお風呂をめぐって分かることがあるんです。
それは別府という地形的な特徴とそこに湧く多種多様な温泉の種類。
道を1本隔てただけで変わる泉質、引き湯と言いながら、源泉とは違う色や匂い。
そしてそのお湯を守り、大切に使う地域の方々。
いやー、別府すごいわ!
さて、明日は鉄輪のむし湯からスタートしたいと思います。