四方山話

七夕に思う。

七月七日は七夕の日(五節句のひとつ)
七夕について「今日は何の日」にこのような説明がありました。
旧暦の7月15日の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織りして棚に置いておく習慣があり、棚に機で織った衣服を備えることから「棚機」という言葉が生まれた。その後仏教が伝来すると、7月15日は仏教上の行事「盂蘭盆(盆)」となり、棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられた。
これに中国から伝わった織女・牽牛の伝説が結び附けられ、天の川を隔てた織姫(織女星、こと座のベガ)と彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)が年に一度の再会を許される日とされた。
また、7月7日はカルピスの日だそうです。
このブログの一番初めのつぶやきが、カルピスさんのネタでした。
そして、もう一つ。
「ゆかたの日」だそうです。
「たなばた」を「七夕」と書くのは当て字のようですが、「ゆかた」を「浴衣」と書くのも間違いなく当て字ですよね。
だってどうしたって読めないもん。
銭湯検定のテキスト本によりますと、
仏教とともに日本へ伝来し、入浴習慣の元となった「温室教(うんしつきょう)」の中では、入浴に必要なものとして、 燃火(ねんか)、浄水(じょうすい)、澡豆(そうず)、蘇膏(そこう)、淳灰(じゅんかい)、楊枝(ようじ)、内衣(ないい)の7つがあげられています。
内衣は、入浴の際に着るものです。仏典では、入浴時に他人と肌の接することを戒めています。日本語では「湯帷子(ゆかたびら)」といい、浴槽から出るとあらためて別の乾いた湯帷子を着て吹き出す汗をふきました。安土桃山時代から、湯上りの汗取りは「浴衣(ゆかた)」といわれるようになり、模様など染めて外出着としても愛用されるようになっていきます。
そんな歴史を勉強させていただきましたが、こんな所まで入浴の文化が影響していることに感動です。
7月7日は「ギフトの日」とも書いてありましたが、贈答に欠かせない「風呂敷」も浴衣同様、入浴文化からの産物ですね。
あす7月7日クールアース・デーは、お風呂上りに浴衣を着て、電気を消した夜空に煌めく星を眺めながら、夕涼みといきましょうか。
by ひらおか