環境といえば、そもそも別府という土地柄が、すでに湯の花を作るべくして出来上がっているようなものだと言うことができます。
別府は豊かな温泉資源を背景に、観光地、温泉保養地として明治時代の初期から発展してきました。
地形的には西の鶴見連山から東の別府湾に向けて南北に7キロの範囲の扇状地の中に温泉地や市街地が広がっています。
源泉数は2,300孔、1分間の湧出量は87,248リットルと世界有数の規模を誇ります。
別府市人口12万2千人が使用する水道水の約2.5倍の湯量になります。
別府の温泉は、通称「別府八湯(べっぷはっとう)」と呼ばれる八箇所の温泉郷を中心に湧き出しています。
別府八湯は、別府(べっぷ)・鉄輪(かんなわ)・観海寺(かんかいじ)・明礬(みょうばん)・亀川(かめがわ)・柴石(しばせき)・堀田(ほりた)・浜脇(はまわき)の八つの温泉郷で構成されています。
別府の温泉の最大の特徴は、資源の豊富さにつきます。
人が入浴できる温泉湧出量としては世界一。(湧出量世界一はアメリカのイエローストーン国立公園・ただし別府の70倍の広さ)
泉質は「掲示用泉質名」11分類のうち、放射能泉を除く10種類の温泉が湧いています。
また、明礬温泉一帯は地熱地帯では地下30cmほどのところに温泉脈があり、随所に温泉の蒸気である噴気が強く出ています。
まさに別府は世界規模の大温泉地帯なのです。
参考:源泉数及び湧出量、大分県東部保健所 生活環境企画課(平成24年3月末日現在)
by ひらおか