ofclayのこと 温泉・銭湯のこと

オブクレイと浸透圧について考えてみた

オブクレイで高張泉を作ってみた。
200?のお湯に2㎏のオブクレイを溶かしてみた・・・。

なんてことを真剣にやろうかとも思いましたが、もったいないのでやめました。
先日の「泉質名からオブクレイを考えてみた」で温泉基準を満たす濃度を溶かして入浴したときに思いました。
これ以上は入れては炭酸ガスが発生しすぎて、むせて危険だと。

もう一つ考えたことは、200?に対して60gから200gへと量を増やして入浴した場合、温まり方は若干増したようにも感じましたが、基本的に「オブクレイの温浴効果のメカニズム」でご紹介したような作用で温浴効果を発揮しているのですから、60gでも十分に温まるわけです。

僕の住まいのお風呂120?で実験しても20袋入れなくてはならず、3,750円分のオブクレイをこんなことに使うことは、僕自身が許されませんでした。
オブクレイはとっても素晴らしい商品(自画自賛^_^;)なので大切にお使い下さい。

これにて、なぜこんな企画が始まったのかも忘れましたが『温泉ソムリエ 家元 遠間先生の、ココを読もう「温泉分析書」』を終了したいと思います。

最後に、あくまでも地面から湧いていることが前提の温泉なので、オブクレイを温泉的に考えることはもともと無理なのですが、成分を温泉学的に表現すると、

①温泉基準を満たすものはホウ酸含有量
②溶存物質は300㎎/㎏の単純温泉
③pH9.5アルカリ性 低張泉
④温度はお好みに合わせてください。

こんな感じになるのでしょうね。
もし入浴剤オブクレイを定量溶かしたお湯が地中から湧き出していたら、それはまさに温泉と呼んでもいいと思います。

お湯の特長:アルカリ性のお湯は皮脂や汚れを落とし、肌がすべすべして美肌の湯・美人の湯と呼ばれ、お湯の感触は、まさにせっけん水のようにツルツル。しかもホウ酸が酸性泉のような働きもします。

20131225

このシリーズはおしまい

by ひらおか