「上戸(ジョウゴ)」というのは「泣き上戸」「笑い上戸」のようにお酒が飲める人、お酒が強い人のことですよね。
一方、お酒が弱い人は「すみません、下戸(ゲコ)なんで・・・」とお酒をお断りになられます。
この「上戸」「下戸」という言葉はどこから来ているのか調べてみると、律令制度の時代にまでさかのぼりました。
今から1300年余りも前の時代。
701年大宝律令発布後の税収システムが起源のようです。
当時、課税対象者が一家に6人以上いる家庭を「上戸」、4人~5人の家庭を「中戸」、3人以下の家庭を「下戸」と呼び、納税額が分けられていたそうです。
それが転じて、働き手が多くいる家は経済的に豊かであるということから、祝宴の折に酒を多く振舞えるので「上戸」と呼ばれるようになり、そこから酒を多く飲む人を「上戸」、あまり飲めない人を「下戸」と呼ぶようになったそうです。
うちは女性ばっかりの家庭でしたから家族的には下戸でしたが、ひとり張り切って上戸を務めさせていただきました(^^)m
by ひらおか