ちょっと気色が悪いのですが、線虫(Cエレガンス)という虫だそうです。
線虫は体長 1mm ほどで、1000個足らずの細胞しか持たないそうですが、体内には神経、筋肉、消火器、生殖器などが揃っていて、他の生物に寄生することなく、自立して餌(細菌など)を探して増えるそうです。
ブラックジャックの孫を名乗る方のブログには「不思議なことに、線虫には腫瘍が見つかりません。」とありました。
しかしこの線虫が、逆にガンが大好き!ということで、今朝の新聞に出ていました。
「九大など、尿1滴でがんを診断できる手法開発」
「線虫利用、患者のにおい好み近寄る・・・95%以上の確率で判別」
なんでもこの線虫という虫、犬並みの嗅覚を持ち、しかもガン患者の尿にみられる特有な臭いが大好きとのこと。
ガン患者の尿には近づき、健康な人の尿からは逃げる行動をとるそうです。
そのことから線虫を使い、ガン診断の方法が生まれたそうです。
検査に使われるのは尿一滴、1時間半ほどで診断結果が出て、費用はなんと100円から数百円で出来るとか。
画期的な夢のようなお話ですね。
これでガンの早期発見、早期治療も可能となると期待されているそうです。
研究者の皆様、ありがとうございます。
気色が悪いなんて言ってごめんなさい。線虫よ、あなたはすごい!
by ひらおか