今年の夏はNHK連続テレビ小説「まれ」で人気を集めている能登へ行ってきました。
能登へは何度か旅行しています。
小学校の時、友達の家族に千里浜に連れて行ってもらったのが一番初めで、その後も千里浜には10回ほど行っています。
しかし、その先へはなかなか行く機会がありません。
千里浜から和倉温泉の方に回ってしまうか、金沢に戻るかといった具合です。
輪島には今回でようやく3度目。
もっとその先、能登半島の先端には25年前に行ったきりで、2回目の訪問となりました。
今回、能登半島を一周できたのも「まれ」効果ですね。
25年前もちょうど同じようなコースで一周したのですが、そのときの記憶は、海が綺麗だったのと、輪島の朝市と漆塗りしか覚えていませんでした。
今回「まれ」の撮影現場を見学しながら回ったのですが、能登ってこんなに魅力的な場所がいっぱいあったのだと、あらためて気付きました。
「間垣の里」大沢集落や皆月の町並みなどは、「まれ」で放送されなかったら絶対と言っていいほど行く場所ではなかったと思います。
そして、観光スポットの朝市、キリコ会館、千枚田、珠洲の塩田。
どれもこれも素敵でした。
25年前はまったく気付きもせず、通り過ぎていました。
珠洲の塩田の塩むすびは本当に美味しかったです。
あまりに美味しかったので、お土産に珠洲の塩を大人買いして来ました(^^)
道の駅「すず塩田村」というところにあった塩の資料館を見学させていただき、肩荷棒(にないぼう)という海水を汲んで運ぶための桶を担がせていただいたり、がんじさんが海水を撒く時に使っている打桶(おちょけ)と呼ばれる手桶で、実際に海水撒きを体験させていただきました。
「能登の揚げ浜式製塩の技術」は別府の湯の花作りと同じように重要無形民俗文化財に指定され保護されているようですが、どちらも職人的な技が必要なことなので、後継者育成には困難があるのだろうと感じました。
こんな素敵な里海の風景と伝統の技は後世に残していきたいものですね。
by ひらおか