今回のGWはやっぱり真田丸で賑わいを見せる信濃に行ってきました。
上田城や松代城(海津城)などを見て回り、当然NHK大河ドラマ館と真田宝物館にも行ってきましたが、僕が一番気になったのは佐久間象山の誕生の地ということでした。
象山記念館や象山神社、高義亭や聚遠楼跡も見て回りました。
吉田松陰、坂本龍馬、勝海舟を教え導き時代を動かした人物は、やっぱり天才か?奇人か?尋常ならざる大人物だったんだろうと感じました。
そんな歴史を感じながら、今回お邪魔したのは信州最古の温泉といわれる「別所温泉」
オブクレイのふるさと別府温泉とよく似ていますが一文字違い!
日本三○湯 といった話題がときどき出ますが、別所温泉も「日本三名湯」と「日本三御湯」を主張する温泉です。
主張の根拠となるものは以下のようなものでした。
順徳天皇(1197~1242年)によって編纂された八雲御抄(やくもみしょう)には「あしかりのゆ」、「なヽくりのいでゆ=別所温泉」、「ありまのいでゆ=有馬温泉」、「しなのヽみゆ(なヽくり同所也=別所温泉)」、「いよのゆ=道後温泉」、「なすのゆ=那須温泉」、「なとりのみゆ=秋保温泉」、「つかまのゆ=浅間温泉」、「いぬかひのみゆ=野沢温泉」、以上9箇所の温泉地が記載され日本の名湯として紹介されています。
日本三名湯と呼ばれるものの一つ、平安時代に清少納言により執筆されたと伝わる枕草子に「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と詠ったとされることがあげられますが、この「ななくりの湯」には諸説あり、その一つの根拠が上記になるということでした。
ちなみに「あしかりのゆ」は万葉集「あしがりのとひのかふちにいづるゆの よにもたよらにころがいはなくに」から足柄の土肥の河内に出づる湯から湯河原温泉との説がありました。
また、三御湯の選抜も上記9箇所の温泉の内「しなのヽみゆ」、「なとりのみゆ」、「いぬかひのみゆ」の3箇所には「みゆ」の文字があることからだそうです。
しかしながらこちらにも、別の藻鹽草 五水邊には「犬飼御温」、「さはこの御ゆ」、「名取御温」とあり三函の湯(いわき湯本温泉)が三御湯であるとの主張もありました。
まあ取り敢えず、日本三○湯にはいろいろな説と主張があるということですが、弱アルカリ性単純硫黄泉の別所温泉はとても気持ちの良い温泉だったことは間違いございません。
是非一度、真田丸で賑やかなこの時に、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
【別所温泉外湯めぐり】
■木曽義仲ゆかり葵の湯~北条氏ゆかりの湯「大湯」
営業時間:午前6時 ~ 午後10時
定休日:第1・3水曜日
入浴料:150円
■慈覚大師ゆかりの湯「大師湯(だいしゆ)」
営業時間:午前6時 ~ 午後10時
定休日:第1・3木曜日
入浴料:150円
■真田幸村隠しの湯「石湯」
営業時間:午前6時 ~ 午後10時
定休日:第2・4火曜日
入浴料:150円
by ひらおか