温泉・銭湯のこと 東北

岳温泉、土湯温泉、高湯温泉

昨日大塩温泉の記事を書いていて気が付いたのですが、温泉を食べることに気を取られ入ってくるのを忘れました(・・?失敗!失敗!

でも福島県のお勧め温泉に3つ入ってきました。
1つ目は安達太良山麓に広がる高原の温泉郷、岳温泉です。

全国でもめずらしい泉質の単純酸性泉の温泉です。
3年前に「『酸性泉は血糖値を下げる』酸性入浴剤について考える」という記事を書いた時に調べたのですがほとんど見当たりませんでした。
もう一つ驚いたことは酸性泉というとギシギシするお湯感のイメージがあるのですが、こちらの温泉はとってもなめらかな肌ざわりの温泉でした。
帰ってから調べたところによりますと、「岳温泉は自然涌出の温泉で、湯本は安達太良山連峰の鉄山直下、標高1,500mにあり、8km引き湯される間に適度に揉まれ、 肌にやさしい柔らかなお湯となっています。」ということでした。

2つ目は岳温泉から車で20分位走ったところにある福島市の西部、吾妻山の山懐に抱かれた土湯温泉です。

豊富な湯量と約10種類もの泉質を持つ温泉郷。荒川沿いに宿が並び、温泉情緒が満喫できます。
さらに奥にある土湯峠温泉郷には、野地、新野地、鷲倉、幕川の各温泉があり、秘湯ムードを堪能できます。
今回お邪魔した温泉は今年の4月26日(よいふろの日)にリニューアルオープンしたばかりの公衆浴場「中之湯」さんです。
単純泉と炭酸水素塩泉が源泉掛け流しで楽しめます。
この単純泉と炭酸水素塩泉を比べてみるといくつも???がつきました。
先ず、「熱い湯」と書かれている炭酸水素塩泉は泉温51.3度、もう一方の単純泉は65度?こちらの方が熱いんじゃないの?
炭酸水素塩泉つまり重曹泉なのでアルカリ性と思いきやpH7.4とほぼ中性、かたや単純泉はpH8.55のアルカリ性。
つるつる具合もメタけい酸の量の違いからか単純泉のほうが勝っていたように感じました。
なにかちょっとだけ???を感じながら入ってきました。

3つ目は土湯温泉から車でさらに約30分北上した、高湯温泉です。

山形の白布温泉や蔵王温泉と並んで奥羽三高湯と呼ばれ400年以上の歴史がある温泉です。
薬効成分が高い全国有数の高濃度硫黄泉を8軒の宿と1軒の共同浴場で源泉掛け流しの状態で楽しめます。
その源泉掛け流しにも高湯温泉のホームページの説明によると自家自噴源泉完全放流型かけ流し方式[加水加温無し]という、とてもこだわりと誇りを持った温泉です。
浴槽の温度は入浴人数や天候などで変わるため「湯番」と呼ばれる責任者の方により管理調整されているそうです。

硫黄泉好きの僕にはたまらなく魅力的な温泉でした。

by ひらおか