別府温泉の3大変わり湯といえば、泥湯、蒸し湯、砂湯になると思います。
塚原温泉を出て宿泊予定のお宿がある鉄輪に向かう途中にあるのが、別府温泉保養ランド。
ここは数ある温泉の中でも実に珍しい鉱泥の温泉。
奈良時代に編纂された「豊後国風土記」にもすでに「紺屋地獄」と記されているそうです。
百聞は一見に如かずです。是非一度行ってみてください。
混浴は遠慮したいという方は、坊主地獄のわきに入り口がある鉱泥温泉という施設もあります。
そしてお宿について向かった先は、鉄輪むし湯です。
鉄輪のむし湯の歴史は古く鎌倉時代の1276年(建治2年)に一遍上人が施浴をおこなう施設として、渋の湯や熱の湯とともに創設したといわれています。
鉄輪の源泉温度は98度。この噴気を利用した天然スチームサウナともいうべきものでしょうか。
温泉で熱せられた床の上には石菖(せきしょう)という薬草が敷きつめられていて、芳香成分に鎮痛効果があるそうです。
この日はお宿のお湯で締めて、翌日に砂湯を体験。
今回砂湯を体験したのは竹瓦温泉です。
別府の顔とも言えるこのたたずまい。風格ナンバー1です。
別府の砂湯の歴史も古く。今は海浜砂湯やひょうたん温泉そして竹瓦温泉などの施設の中で行っていますが、江戸時代から昭和初期までは別府の海岸にはたくさんの天然の砂湯があったそうです。
by ひらおか