ホテル、百貨店の誤表示問題が広がりを見せています。
次から次と「赤信号みんなで渡れば怖くない」的に、今のうちに謝っておけば全体の中の一社だけ責められることは無いだろうと、ぞろぞろ出てきました。
きっと、ニュースを聞かされる方も、もうどうでもいいって感じになりつつあるのではないでしょうか?
そんな中で、日経ビジネス様に『「悪意はない?」あのホテルの“不誠実経営の正体”』という河合薫さんのコラムを見つけました。
河合さんのコラムはいつも「うん、うん、その通り」と読ませていただきます。
こんなに不誠実な経営者が多い中で、かまぼこを製造販売する創業75年の老舗、宮城県女川町の蒲鉾本舗高政さんのとても心温まる内容でした。
要約すると、3.11の震災の時に、女川町でも少し高台に建設した新工場が、奇跡的にも津波の被害から免れました。震災直後に工場に駆けつけた社員たちは、海外出張中で社長不在の中でも、自己判断で被災者へかまぼこを届けて回ったそうです。
もっと素敵なお話は、避難所でかまぼこを受け取った、被災された社員たちが、「この味はうちのかまぼこだ!」「工場は無事だ!」「工場が動いているなら、自分も行って働かなきゃ」って思われたそうです。
震災直後の情報が遮断された中で、高政さんの社員さんたちはかまぼこの味だけで会社にどんどん集まってきたそうです。
こんなに社員が自社の商品に愛着を持っていらっしゃる会社の商品は、間違いなく本物だと思いました。
誤表示だろうが、偽装だろうが、きっと自分自身には嘘をついていたのだろうから、そんな商品はやっぱり嘘パッチだと思います。
オブクレイは高政さんを見習いたいと思いました。
とてもいいお話だな~と思い、日経ビジネス様のコラムを無断で引用させて頂きましたm(__)m
蒲鉾本舗高政さんのギフトセット
by ひらおか