では、もう少し詳しく湯の花について解説しましょう。
この温泉はどこでしょう?
まぁ、そんな感じで、テレビのクイズ番組あたりでよく使われる写真ですが、どこだか分かりますか?
そう、皆様も良くご存知の、ここは草津温泉になります。
江戸時代の温泉番付表では、西の有馬、東の草津といって、横綱が無い時代ですので最上位の東西大関ということになっていました。
今も、それは変わらず、東の横綱と言えば、「草津」になるのではないでしょうか。
町中が、硫黄の香りにつつまれる、硫黄泉の代表格です。
この写真は、その草津温泉の町の真ん中にある湯畑の写真です。
この湯畑を中心に、周りに温泉宿が立ち並ぶ風景が草津温泉の特長です。
その湯畑では、湯樋の上を、温泉を流すことによって、温泉が冷まされ、酸素と触れ合い、お湯に溶け込んでいた硫化水素が硫黄となり沈殿していきます。
その沈殿したものを、かき集め、乾燥させたものがお土産屋さんに並んでいます。
草津温泉の湯の花の成分は殆どが硫黄ということになります。
と言うかほぼ100%硫黄です。
ご自宅では、ちょっと使い辛いものになりますが、しかし、硫黄には水虫によく効いたり、なんといっても好き嫌いはありますが、あの香りは本当に温泉を感じさせてくれて、いい効果があります。
この湯の花と同じような成分の湯の花は、箱根湯本の大涌谷温泉の湯の花だったり、蔵王温泉の湯の花などが有名です。
硫黄 97.57g
水分 2.40g
その他微量成分 0.03g
ナトリウムイオン
カリウムイオン
カリシウムイオン
マグネシウムイオン
鉄イオン
マンガンイオン
アルミニウムイオン
銅イオン
鉛イオン
塩素イオン
硫酸イオン草津温泉スカイランドホテル様のホームページより
つづく
by ひらおか