世界でも類をみない温泉地での巡り合わせが実現させた、噴気(温泉ガス)と青粘土ミネラルの結合による結晶化。
それは別府の明礬温泉、八湯の中でも最も地熱活動の強い地域で行われます。
この地には噴気(温泉ガス)があちこちで噴出しています。
この噴気と明礬特有の青粘土が作用する時、結晶化が進みます。
そのメカニズムは文章で表現するとこんな感じです。
噴気は粘土のなかを上昇するうちに冷えて液化し、温水となります。
同時に、噴気に含まれる硫化水素は酸化して硫酸となります。
硫酸は青粘土に含まれる鉄やアルミニウムと化合して硫酸塩をつくります。
その結晶が表面に析出して出来たものが、温泉成分の結晶とも言える、ミネラルの結晶です。
別府温泉では、このミネラルの結晶を古くから、愛情を込めて“湯の花”と呼んでいます。
ご理解いただけましたでしょうか?
図解をしてみました。
ちょっとは、分かった気がしますよね。
そろそろ疲れてきましたので、次で最後としたいと思います。
3回と言いつつ、7回に亘ってしまいましたm(__)m
by ひらおか