今日は「源泉温度」についてです。
温泉分析書には「泉温」と書かれているところもあります。
源泉温度とは、湧出口(普通は地表)での温泉水の温度のことです。
温泉法では、泉温が25℃以上であれば、含まれている物質の量に関係なく温泉とされています。
源泉温度によって次の4つに分類されます。
冷鉱泉 | 25℃未満 |
低温泉 | 25~34℃未満 |
温 泉 | 34~42℃未満 |
高温泉 | 42℃以上 |
日本人にとって、温泉の温度でもっとも気持ちが良いと感じる水温は42℃と言われているため、温泉地の大浴場はほとんど42℃前後に設定されています。
そこで、「冷鉱泉」「低温泉」「温泉」は加熱しなければならない場合がほとんどです。
加熱するときにガス性の成分は飛んでしまうこともあります。
あえて「日本人にとって」と表現したのは、実は欧米人はこれより2~5℃低い温度を好むそうです。
42℃のお風呂に入ると、「何で日本のお風呂はこんなに熱いんだ!」と怒るかもしれません。
そして、体型が欧米化している若者も徐々にぬる湯を好むようになってきているそうです。
また、源泉の温度が高いほど、効能成分が濃い(成分が多い)傾向にあります。
お湯が熱いとお茶が濃くりやすかったり、砂糖がとけやすかったりするのと似た原理です。
では、「高温泉」だけが優れているのかというと、熱すぎると肌への刺激が強すぎたり、適温に冷ますのに時間をかけなければならなかったり、加水する必要もあります。
ぬるい湯に長くつかりたい方は、「温泉」がお勧めですし、刺激に弱い方は、適温に加熱した「冷鉱泉」「低温泉」を選ばれるといいと思います。
どれが優れているかというよりは、好みに応じて温泉を選んでください。
別府温泉は超高温泉98℃です。
適温に冷ますための工夫がいたるところで見られます。
竹を使って温泉を冷ます湯雨竹(ゆめたけ)
今日は26日 お風呂の日!
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by ひらおか