昨日は創業の日の出来事をいろいろ調べてみましたが、記念すべき一本足打法が生まれた日とは知りませんでした。
そんなことからか、うちの会社の事をよくこんな風に例えられます。
「一本足の会社」
何を意味しているかというと、創業から52年にもなりますが、創業以来「入浴剤一筋」という言い方もできますが、入浴剤しか作る能力が無いということです。
入浴剤一本で立っている会社ということで、非常に弱い会社であることは否めません。
最近、社長が発信している社内メルマガの中で「イノベーションを起すんだ!」と叫ばれていますが、いよいよ「一本足打法」から「振り子打法」に切り替えていかなければいけません。
引っ張り、センター返し、流し打ちと、広角に打ち分けてヒットを量産するイチローのバッティングスタイルです。
ホームラン一本で試合を決めるのではなく、ヒットを繋いで試合を組み立てていく。
昨日の日経ビジネスONLINEの「変える勇気と変えない冷静さを」という記事の中で榮太樓總本鋪の細田治会長が語られていました。
「神よ、変えてはいけないものを、変えない冷静さを我に与えたまえ。変えなくてはならないものを、変える勇気を我に与えたまえ。そして変えてはいけないものと、変えなくてはならないものを識別する知恵を我に与えたまえ」
米国の宗教学者であり牧師だったラインホールド・ニーバーの祈りの言葉を通しての、老舗としてブランドを発展させる経営哲学です。
わが社にもその知恵を与えたまえ!
by ひらおか