右党

こころの故郷はあんぱんの故郷にあった-築地木村家-

築地の交差点をふらふらーと歩いていると、1枚のチラシを受け取りました。
それがこちら。

CA3A0272.jpg「あんぱん」っていい響きですよね。
鯛焼きも旨いのですが、あんぱんの生地とあんこのハーモニーがたまらないんですよね。
しかも創業100年といったら、もう、ねぇ。行くしかないっしょ。

きむらやのあんぱんといったら泣く子も黙るあんぱんのオーソリティ。
チラシを頼りに探しにお店を探すと…、ありました!
あれ?とてもレトロな雰囲気のこじんまりとしたお店ですね。きんきんきらきらのあんぱん御殿を想像してました。

CA3A0267.jpg銀座のきむらやさんは「木村屋」でこちらは「木村家」なんですね。
築地「木村家」さんのサイトにも説明がされていました。

木村「屋」と木村「家」の違いですが、木村屋の親戚や特別な縁故者には「屋」の称号を、その他の者は「木村屋一家」を意味する「家」の称号が与えられたと言う。当然、築地木村家は銀座木村屋総本店の「分家」という立場になる。築地木村家-木村家の歴史-木村家の歴史より

あんぱんももちろん購入、事務所のみんなで楽しくわいわいと頂ました。
さすが、あんぱん一筋100年ですね。味の深みが違いました。

路上でもらったチラシにも、

「パンへのこだわり」
素材の個性をひきだし最高のコーディネートをしています。築地木村家100年の味の集大成をどうぞ。
築地木村家 四代目窯元 内田秀司

とありました。

四代目窯元の目標は「100年後も築地名物けしあんぱん」がお客様に愛されること。だそうです。
また、チラシの端には、「伝統の中に新しい風がそよそよ吹いている。そんな味を創り続けています」とも。
企業理念として、けしあんぱんの味と心を決して変えない、と宣言していらっしゃいます。
味だけではなく、心も変えない。いやぁ、いいなぁ!

創業の理念と代々の伝統をしっかり受け継いだリーダーが自分の製品に自信を持ち、さらなるイノベーションをしていくことって最も尊くて価値のあることだとあんぱんを食べながら思いました。

築地木村家の四代目はすごすぎる。あんた、かっこよすぎるよ!(年上なのにあんた呼ばわりでごめんなさい)
木村家のあんぱんに出会えてよかった。ほんとうによかった。

By モノづくりはヒトづくりなんだね。たなか。

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