今回、温泉に関するいろいろな勉強をさせていただきました。
例えば、温泉地学、温泉化学、工学、生物学、観光学、法学等々。
なかでも一番面白いと感じたのは温泉医学でした。
堺正章さんが校長を務める「世界一受けたい授業」でも講義をされた、国際医療福祉大学 大学院教授の前田眞治先生の授業でした。
先生はリハビリに温泉がどのように有効に働くかを医学的、科学的、先生曰く「あかちゃんからお年寄りまでやっても、みんな均しく得られるデータ」として積み上げていらっしゃるそうです。いわゆるエビデンス。
温泉療法は特に東北の山間部の温泉地に行くと、慣習的に農作業の合間合間に行われてきた湯治がベースになっています。
「ここの温泉は○○に効いたよ」「何日湯に浸かると○○が良くなったよ」などという口コミ的情報は実体験からでているものですが、そこに医学、科学のメスが入ることはとても素晴らしいことだと思いました。
温泉療法を図式化するとこのようにまとめられます。(すっきり纏まってますね~)
温熱作用や物理作用は家庭のお風呂(水道水)でも得られますが、温泉との違いは何かというと。「温泉はもっとすごい!」というだけのことだと言われていました。
授業中にもたくさんのスライドを見させてくださいましたが、ホームページにその中の一枚を見つけました。
このグラフを見ていただけると水道水より温泉のほうが「もっとすごい!」ことが一目瞭然ですね(*^^)v
「もっとすごい!」という根拠をこのようにいろいろな実験をしながら、グラフにして示してくださいました。
by ひらおか