温泉・銭湯のこと 関東

映画テルマエロマエ ロケ地を訪ねて 1

お盆休みを利用して、群馬県と新潟県の温泉をぐるっと回ってきました。
それは奇しくも、映画テルマエロマエで有名になった温泉ばかりでした。

まずは世界遺産に登録された富岡製糸場を見学。
お盆休みで、すごい賑わいだろうと思いきや、意外とすんなり近くの駐車場に車をとめて、15分くらいで入場できました。
明治5年にこれほどの工場ができたということにびっくりしました。
100年先を見通せる人がいたんですね。

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そして、その足をのばして温泉の景観として石段街で有名な、前作のテルマエロマエに登場した伊香保温泉へ。
石段街を散策していると、ポスターやお土産屋さんでこんな写真を目にしました。


20140818_2和心の宿 オーモリさんから写真をお借りしました

お土産屋さんで、これは何の写真ですか?と尋ねたところ、「昭和の初期のころの、富岡製糸場の女工さん達の慰安旅行の写真ですよ。」と教えてくださいました。
ちょうどいま行って来たばかりだったので、感慨深いものがありました。

当時の伊香保温泉の賑わいと、富岡製糸場の繁栄ぶりがうかがわれる写真ですね。

石段の登り口辺りにある石段の湯に入ってきました。
泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉」こんなに陰イオンの表示が並ぶ温泉も珍しいですね。
伊香保温泉には有馬温泉のように「黄金の湯」と「白銀の湯」の2種類あるそうですが、こちらは「黄金の湯」になるのでしょうか。

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また、温泉シェルジェ&温泉観光士の講義の中で教えていただいたことなのですが、伊香保温泉の開湯は1300年前とも言われる歴史ある温泉街なのですが、約400年前からはこの「黄金の湯」を守るために、小間口とよばれる源泉を分配する方式で集中管理されているそうです。詳しくは伊香保温泉小間口権者組合のホームページがありました。

あれ?伊香保温泉で今日はおわり?明日も続きます。

by ひらおか