昨年は軍師官兵衛の姫路城へ、その前は八重の桜の会津に、その前は平清盛で注目を集めた広島を満喫と、今年で4回目の大河旅行となりました。
ということで、今年の行き先は吉田松陰先生のふるさとを尋ねて萩に行って参りました。
萩に訪れたのは2度目です。
毎回感動するのですが、綺麗な町ですね。
5月4日に発表があった世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の候補地にも、松下村塾を含め萩の施設が5箇所も含まれているそうです。
しかし、今回はふるさとを尋ねると言うよりは、山口県お墓参りツアーの様相が濃い旅行でした。
吉田松陰先生のお墓、高杉晋作さんのお墓、久坂玄瑞さんのお墓、防府市では楫取素彦、美和子(小田村伊之助、吉田文)ご夫婦のお墓と、下関市の櫻山神社では幕末長州の殉国の志士391名の神霊に合掌し、途中、長門市にも立ち寄り金子みすゞさんのお墓でも手を合わせてきました。
今年の大河は視聴率が低迷しているという話題があがっていましたが、どうしてでしょうね?
近年の大河の中では一押しかも?と思っているのに。
これは僕が吉田松陰先生が大好きだからそう思うのでしょうか。
伊勢谷友介さんが扮する松陰先生はなかなか迫力があってよかったのですが。
「君の志は何ですか?」
「君は何を志しますか?」
「共に学びましょう」
「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」
「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」考えさせられる言葉ですね。
自分の志を理解していただけていないということは、まごころが足りていないから。
そのように考えたいとも思いますが、価値観の相違はそんなに簡単には埋まりません。
お互いに正義だと考えているのですから。
「勝てば官軍」ですが、会津にも会津の正義があったはず。
それでも、時代を動かした松下村塾の師弟の関係はすごいと思います。
もうひとつ萩に行って思ったことは、松陰先生の生誕の地から見渡す、萩の町とその向こうに広がる日本海。
やっぱり長州や土佐、薩摩からは、海につながった世界が見えたのでしょうね。
小さな日本に閉じこもっとらんと、もっとどでかいことをせねばならんと思えて来るのでしょうね。
うちの会社は海の無い岐阜県だからいけないのかな~(^^)あっ!
by ひらおか