四方山話 右党

信州・山形村「唐沢そば集落」

昨日のつづきです。
「ワインとリンゴと蕎麦と温泉を求めての旅となりました。」と書きましたが、わざと蕎麦のネタだけ外していました。

何故かと言うと、とってもいいところを見つけてしまったからです。
全国のそば通の間ではかなり有名な、山形村の「唐沢そば集落」です。

たまたま通りかかってよってみたのですが、どこか見覚えがあると思い検索して判明しました。
それは、前月9月17日に家の中で流れていた、中京テレビのゴリ夢中という番組で紹介されていたところだったのです。

ここはすごくおもしろい?おいしい?ところで、たった500メートルの集落に9軒ものお蕎麦屋さんが軒を連ねている場所なんです。
こんな集落があることをみても、長野県が人口比そば屋軒数日本一であることは間違い無しです。

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今回はお父さんとお母さんがアットホームに迎えてくださる、山法師さんというお店でいただいてきました。
11時オープンちょうどに到着したのですが、まだ準備中とのことで少し待たせてもらって、声をかけていただき一番乗りで入店。
お蕎麦の喉越しも風味も絶品でした。

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天ぷらもいただいたのですが、オクラと栗がおいしかった~!

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9軒すべて食べ歩いてみたくなりました。
また、お邪魔させていただきます!

 
「唐沢そば集落」のご案内 山形村ホームページより

信州・山形村。そば屋が立ち並ぶ、ここは「唐沢そば集落」。
その歴史は江戸時代にまでさかのぼります。当時ここは2~3戸の家をひとつ屋根にした「水車屋」が数軒ありました。集落を流れる唐沢川の水を利用して水車を回し、精米・精穀や製粉を営んでいたのです。
そしてその頃、この集落には「鳥焼き」という、収穫祭のような行事がありました。
これは、秋から冬にかけて行われました。人々は、そば粉を挽いて自家製のそばを打ち、山で捕った小鳥を焼いてふるまっていたのです。ちょうど、この11月なかばから冬にかけての季節が、新そばの時期にあたります。
唐沢でとれた挽きたてのそば粉で打ったそばは「格別にうまい」と評判が立つようになり、明治23年(1890年)に最初のそば店が誕生してからは、次々と「手打ちそば屋」として営業を始める家が出てきました。
こうして誕生した唐沢のそば。現在は、それぞれのそば屋が、地元産の材料にこだわり、お客様に喜んでいただけるよう、工夫を重ね合ってそばづくりに励んでいます。
昔も今も変わらず、冷たくおいしい唐沢川の水。清流に育まれた唐沢そばをぜひご賞味ください。
 

by ひらおか