オリエンタルカレーってご存知ですか?
神戸復興の象徴とされる、神戸オリエンタルホテル 総料理長 越智伸一郎氏が復活させた17F カフェで出されているカレーではありません。
もっと庶民的なカレーです。
名古屋にお住まいの方は、きっとこんなスプーンがどこのご家庭にも昔はあったと思います。
この昔懐かしいオリエンタルぼーやのカレーを見つけてしまいました。
思わず購入し早速調理。
なんとも言えない懐かしい味です。
でも、意外と深いんですねオリエンタルカレー
オリエンタルカレーに関する(一部名古屋弁による)質問コーナー
Q.オリエンタルカレーに入っとる「チャツネ」ってなにー?
A.マンゴー、リンゴ、レーズンなどの果物やトマト、玉ねぎなどの野菜、スパイスを大釜でじっくり炊き上げたインド料理には欠かせない調味料です。オリエンタル独自の甘味はここからきているのです。
Q.他んとこは固形なのに、なんでオリエンタルさんとこは粉末なの?
A.固形ルウはその形を保つため硬化油を使用します。できる限り添加物を少なく、自然な食品づくりを心がけているオリエンタルさんとしては、そうした固形ルウをつくらない方針とし、粉末にこだわり続けているそうです。
Q.「マースカレー」の「マース」ってなにー?火星のことかね?
A.違います。それは「マーズ(Mars)」で、つづりは同じですが、マースカレーのマースは「MARS」、つまり、マンゴ(MANGO)・リンゴ(APPLE)・干しブドウ(RAISIN)・スパイス(SPICE)の頭文字を組み合わせてできた造語なのです。また、「ますます」おいしくなるという「マース」という意味や、創業者である星野益一郎の「マス」をもじっての「マース」が語源であるとも言われています。
カレーの歴史(wikipediaより)
1877年(明治10年)東京の洋食食堂「風月堂」が、初めて日本でライスカレーをメニューに載せる。
1903年(明治36年)大阪の「今村弥」(現ハチ食品)が、初めて日本でカレー粉を製造販売。
1904年(明治37年)東京・早稲田の飲食店「三朝庵」が、初めてカレーうどんをメニューに載せる。
1906年(明治39年)東京・神田の「一貫堂」が、初の即席カレールウ「カレーライスのタネ」を発売。
1924年(大正13年)東京・神田の簡易食堂「須田町食堂」が、初めて廉価(8銭)でカレーライスをメニューに載せる。当時の大卒初任給70円、日雇労働者日当1円63銭
1926年(大正15年)「浦上商店」(現・ハウス食品)が、カレールウ「即席ホームカレー」を発売。翌年、商品名を「即席ハウスカレー」に変更。
1927年(昭和2年)東京の「新宿中村屋」「資生堂パーラー」が、高級カレーライス(80銭、50銭)をメニューに載せる。
1929年(昭和4年)大阪・梅田の「阪急百貨店」の大食堂が、廉価(20銭)でカレーライスを販売。
1930年(昭和5年)山崎峯次郎(エスビー食品の創業者)が、国産カレー粉第1号を発売。
1945年(昭和20年)星野益一郎がオリエンタル即席カレー製造を個人創業。
1949年(昭和24年)浦上商店がカレールウ「即席ハウスカレー」の製造を再開。
1953年(昭和28年)オリエンタル即席カレー製造が株式会社オリエンタルに組織を変更。
1954年(昭和29年)エスビー食品が即席カレールウ分野に進出。
1960年(昭和35年)ハウス食品工業株式会社(旧浦上商店)がカレールウ「ハウス印度カレー」を発売。以後、インスタントカレールウの主流は固形タイプになる。
1969年(昭和44年)大塚食品、初のレトルトカレーソース「ボンカレー」を発売。
1982年(昭和57年)全国学校栄養士協議会が1月22日を「カレーの日」と決め、全国の小中学校で一斉に「カレー給食」を出す。以後この日が、「カレーの日」とされている。
by ひらおか