昨日の続きです。
じゃあ!Max値100Lに対して50g使えるようにしたほうがいいじゃん!
と思われた方も多いと思います。
温泉のことをよくご存知の方は特にそう思われたのでは?
昨日の温泉法の話に19の特定成分とありましたが、ひとつは総量があります。
溶存物質(ガス性のものを除く)が1000㎎/㎏以上のものを温泉という。
つまり、Max値(500㎎/㎏)を使用量にしても温泉法の半分の濃さでしかないのです。
そこで発生するのが
理由その3
オブクレイには有効成分としてセスキ炭酸ナトリウムとホウ酸が含まれています。
これらはエンリッチミネラル(別府温泉精製湯の花エキス)をアルカリ性の粉体の中に閉じ込めるために、とても重要な働きをする原料なのです。
一般的にも、ホウ酸はとても効果的に働く成分です。しかし使用制限が設けられております。
ホウ酸は良い言い方をすると殺菌力。悪い言い方をすると毒性ということになりますが、環境省からは水質環境基準健康項目の成分とされています。
この制限によって、ホウ酸配合量が決められます。
酸とアルカリのバランスを整えるために、フマル酸、コハク酸(有機酸はセスキ炭酸ナトリウムと混ぜると炭酸ガスが発生する)を加えた酸性物質と、セスキ炭酸ナトリウムとエンリッチミネラルとのバランスを考えると、今のところ60gが限界値という方程式が成り立ったわけです。
みなさまに最高の温もりをお届けするために、一生懸命考え抜きました。
是非一度ご体感ください。
こんなにネタバレしていいのかなぁ?
アトピーの温泉療法を研究 科学的成果に期待集まる
2004/05/01 【共同通信】原因不明のアトピー性皮膚炎に温泉はどれだけ効くのか、北海道立衛生研究所(札幌市)が科学的な調査を進めている。アトピーの症状が温泉で改善する例は多いが、現状は民間療法どまり。治療が難しい病気では、温泉療法が最後のよりどころともなるだけに、研究の成果に期待が集まる。 研究の舞台は慢性皮膚病の湯治場、北海道豊富町の豊富温泉。表面に重油が浮く塩類泉がわく。 衛生研は、温泉水を難治性アトピー患者2人の自宅に運び、約1カ月間入浴してもらった。皮膚のかゆみや赤みなどは目に見えて改善、冷えや倦怠(けんたい)感などの自覚症状もなくなった。また温泉で宿泊療養したアトピー患者4人は、異常値を示していた血液成分が正常値か、それに近い値に変化した。 これまでに、酸性泉やホウ酸濃度の高い中性泉には、アトピー患者の皮膚に定着、症状を悪化させる黄色ブドウ球菌を、殺菌する力があることも分かった。今後、臨床例を増やす一方、アトピーに特徴的な遺伝子の働きが、温泉療法でどう変化するか確認、メカニズムの解明を目指す。
>>入浴剤オブクレイの使用量はなぜ60gなのか?温泉法の温泉基準値
by ひらおか