学習帳

ソーシャルメディア時代のファンづくり

NECビッグローブ様と、ロフトワーク様の共催で行われましたセミナーに参加させていただきました。

今回のテーマは「ソーシャルメディア時代のファンづくり」ということでした。

Web2.0時代までのマーケティングにおける消費行動のプロセスはAISAS理論が主流となっていました。
「Attention」(注意が喚起され)
「Interest」(興味が生まれ)
「Search」(検索し)
「Action」(購買し)
「Share」(情報を共有する)

消費者の購買意思決定を図にすると

sales_funnel_1.jpgしかし、Web3.0時代といわれている現在はSIPS理論が主流となりつつあるようです。
「Sympathy」(共感)
「Interest」(興味)
「Participation」(参加)
「Share」(共有)

こちらも消費者の購買意思決定を図にすると

customer_decision_journey_1.jpgこのようになるというお話がありました。

twitterやfacebookなどのソーシャルメディアにより、共感を生み出す戦略が必要となってきているようです。
ソーシャルメディアそのものは表現型と協働型に大別されるものの、人びとをコンシューマー(消費者)からプロシューマー(生産消費者)に変えていく力を持っているといわれ、生産者(プロデューサー)はプロシューマーをどのように取り込んでいけるかがカギとなるといわれていました。

ただし、ソーシャルメディアは販促を第一と考えてはならない、あくまでも顧客理解のためのツールと考えるべきである。販促を第一と考えたとき、そこからは消費者の共感は得られない。というお話しもありました。

まったくその通りだと思います。共感を得る、ファンをつくるなんて、仕掛けて仕掛けらるものではないし、人の心を掴むのは純粋な行動からしか生まれないと思います。

株式会社ユー・エス・ジェイ マーケティング部 インタラクティブマーケティング課長 大森研治様のお話がとても良かったです。
SNSを駆使してマーケティングに取り組んで約1年。なかなか思うようには結果が出ないそうです。
しかし、この一年間の中で大森様の下のつぶやきが共感の輪を見事に広げたというお話です。

「東京ディズニーランド再開にあたり関係者の方々の大変なご苦労があったと思います。この言葉が適切かどうか悩みましたが「おめでとうございます」。多くのレジャー施設ではまだまだ大変な状況が続いていますが、共にエンターテインメントで日本を明るくしていきたいですね。みんなでがんばりましょう! 」

この話しは感動しました。
USJは今年が10周年ということです。
まだ一度も行ったことがないので、是非行きたくなりました。

by ひらおか