温泉・銭湯のこと 九州

別府八湯温泉道に挑戦してみました(4日目)


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この日までに38か所のお風呂に入ってきました。
38か所ですよ、38か所。しかも3日で。
もう〇〇ですね。いや〇〇か。
いずれにしても〇〇ですね。
問題:〇〇に入る言葉は何でしょう?
そんなクイズ、いらんわーっ!(;>_<;)
ふと気が付いたのですが、別府にお住まいの方は「温泉」を「お風呂」って呼ぶんでしょうか。
地元の方から「温泉」という言葉を聞く機会がありませんでした。
温泉を特別なものとは感じず、生活に密着したものと考えているのでしょうか。
いや、温泉って特別なものですよねぇ…。
さて、今日は鉄輪温泉のとても有名な「むし湯」からスタートしたいと思います。
施設も新しくきれいになりました。
噂では聞いたことのある「むし湯」なんですけどね、いったいぜんたいどんなお風呂なんでしょうか。
では今日も温泉めぐり、スタートです。
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第39湯目、鉄輪むし湯。蒸されてきます!

別府八湯温泉道第39湯目は鉄輪のむし湯。
誰もが声をそろえて「むし湯はいいよー、いっぺん行っちょった方がいいよー」と言います。
ぼくは熱いのが苦手なので、どうしようかなぁなんて迷っていたのですが、おりゃ!と気合を入れて、入湯してきました。
初めてということなので、8分間の蒸し時間。
いやー、その熱いのなんのって。
蒸し場に先客が1人いて、その方が「今日は特別熱いなぁ」なんていうもんだから、もう熱さに拍車がかかります。
それにしても8分ってこんなに長かったっけ?
歌でも1曲歌えば時間が経つのが早いかな?と思って歌おうとしたのですが、あまりの熱さに選曲機能がマヒしてしまい、歌も歌わず仕舞い。
かかとが熱い!つま先が痛い!のどが焼けるー!なんて思いながら待っていると木戸の外のタイマーがピピピピピ。
「先に入ったお客さーん、出てくださーい」
それにしてもすごい汗の量!
最後にざぱーとお風呂に入って終了。気持ちよかったぁ。
鉄輪のむし湯を後にして、向かったのは明礬温泉。
豊前屋旅館さんにお風呂をお借りしようと思います。

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第40湯目、豊前屋旅館さん。貸切状態で使わせて頂きました

明礬温泉の豊前屋旅館さんで入湯。
明礬地区独特のイオウの白いお風呂です。
なんともまったりいいお風呂。
イオウのお風呂はキツいのですが、こちらはとってもマイルドです。
どーっぷりお湯につかりました。
さて次は一度は入っておきたい温泉シリーズ(勝手にシリーズにしました)の塚原温泉、火口乃泉。
ここ豊前屋旅館さんからは14キロメートルほどあるのですが、原付で移動します。
途中、雨に降られましたが無事に到着。


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第41湯目、塚原温泉火口乃泉。アチチ温泉と聞いていたのですが…。

山道を時速30キロでやってきました塚原温泉。
九州横断道路はみんな猛スピードで走るもんだから、怖くて怖くて。
車の運転手から見れば、原付なんて邪魔なだけなんですけどね。こんな所を原付ですみません。
さて、ここは日本で二番目の酸性泉が体験できるのがここ火口乃泉。
あっつあつの温泉と覚悟してきたのですが、果たして…。
うわっ、ぬるっ!
ぬるすぎて30分くらい入っていたかも。
酸性のお湯に30分もつかると溶けちゃいますね!
ささっと上がって、山を下りましょう。
途中で寄り道、十文字原の展望台へ。
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海の上にかかった雨雲が大量の雨を降らせています。


ここは別府の街並みが一望できる展望台。
右側の高崎山から左側の国東半島まで眼下に広がります。
あやしげな雨雲が別府湾の上にかかっているので、さっさと場所を移動しましょう。
次は明礬・湯山の奥みょうばん山荘に向かいます。


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第42湯目、奥みょうばん山荘!家族風呂でのんびりと。

別府八湯温泉道、42湯目は奥みょうばん山荘。
ここも一度は入っておきたい温泉シリーズ。
明礬温泉が贅沢にゆっくりと味わえる家族風呂です。
「1時間、ゆっくりどうぞー」なんてありがたいお言葉ですが、わずか15分で出てきました。
これ以上明礬の濃い温泉に入ったら、湯あたりするからやめとけって、体がもう受け付けないんです。
ちょっと熱めだったしね。
お風呂を上がり、むちゃくちゃなメロディの呼び鈴を押し、お勘定をすませて次のお風呂へ移動します。
次も一度入っておきたい温泉シリーズ、いちのいで会館です。
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第43湯目。青白いお風呂、いちのいで会館。

別府八湯温泉道の43湯目は観海寺のいちのいで会館さん。
ごはんを食べるとお風呂に入れるという、別府にはたまーにあるシステム。
この青白いお風呂がいつも気になっていて、今回入らせてもらいました。
天気がよくて晴れていると色んな色に変化するお風呂のようです。
興味ありますよね!
1,400円のお弁当はこんな感じ。
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メニューは選べず、お弁当オンリーでした。

いやー、それにしてもいいお風呂。
またいつか機会があったら来たいなぁと思いつつ、次のお風呂に向かいます。
次は別府温泉エリアから少し坂を登った上の方にある上原温泉。

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第44湯目、別府温泉エリアの上原温泉。
さっぱりしたお湯ですっきりするのですが、上がったあとの汗が全然とまりません。
まさに別府温泉!
とめど流れる汗をしたたらせながら、次のお風呂に向かいます。
次は「おたふくわた」の看板でおなじみの市の原共同温泉。

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第45湯目、市の原共同温泉。

こじんまりとした湯船ですが、立派な石を使っていました。
お湯はとってもマイルド、貸切状態だったのでのーんびり浸かっておりました。
向かいのお店でチケットを購入してお風呂を利用します。

次も別府温泉エリア、野口温泉に向かいます。

IMG_5874_R.JPG第46湯目、別府温泉エリアの野口温泉。

別府駅から近いこちらのお風呂。
クセのないマイルドな温泉です。
まさかの貸切状態!のんびりと入らせてもらいました。
野口温泉を出て、近くにある春日温泉に移動。

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第47湯目。春日温泉。

別府温泉エリア、続いて向かったのは春日温泉。
街の中にある公民館併設のお風呂。
無色透明のさっぱりしたお湯にしばし癒されました。
さて、どんどん進みましょう。
次に向かったのは寿温泉。(第48湯目)
なんとここでは写真を撮るのを忘れておりました。失敗したなー。
観光客の団体さんがガイドさんに連れられて、この寿温泉の前で講釈をたれています。
大正時代からなんたらかんたら・・・。
あっつあつのお風呂でした。
さて、まだまだまわりますよ。
次は永石温泉へ。

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第49湯目。永石温泉。永石通りをよく通ったので、何度も目にしました。

別府八湯温泉道、第49湯目は永石温泉。「ながいし」と書いて「なげし」と読むんですね。
あっつあつのお湯が印象的でした。
この永石温泉のすぐ近くにある紙屋温泉がとっても気になるので、すぐにそちらに移動したいと思います。

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第50湯目は紙屋温泉。マッサージの看板があったような。

流れる汗をぬぐう暇なく、永石温泉から数メートルの紙屋温泉に移動。
お湯にほんのり金っけがあるのか、すこし温泉の香りがしました。
それでもやはり別府温泉エリアのお湯は柔らかいですね。
昼間の濃いイオウの温泉の仕舞い湯には最高のお湯です。
時刻はまもなく夕方の6時。
あと2つくらいは入れるかな。
錦栄温泉に向かいました。

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第51湯目、錦栄温泉。

第51湯は錦栄温泉。
イヤー熱かったぁ。
男湯はみんな静かなもんですが、女湯はどうしてあんなににぎやかなんでしょうね。
さて、今日のラスト、此花温泉に行きましょう。

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第52湯目、生まれ変わった此花温泉。

本日のラスト、別府八湯温泉道第52湯目は別府温泉エリアの此花温泉。
この界隈が大きな火災にみまわれたのは記憶に新しいところ。
こちらの温泉も消失してしまったのですが、有志により復活、生まれ変わりました。
お湯はとても柔らかく、永きにわたって地元の方々に愛されたお湯なんだなぁと実感。
ゆっくりと今日の仕舞湯とさせてもらいました。

というわけで、別府八湯温泉道も4日目が終わりました。
今日は少し欲張って14湯、4日間の合計で52湯いただきました。
明日の夜は小学校時代の会食会があるので、あまりお風呂にも入れないだろうと思って、ちょっと頑張りすぎました。
おかげで湯疲れ。体のほてりがとれません。
明日は少し楽をしようかな、なんて思っています。