ofclayのこと

化粧品原料名:カオリン(カオリナイト 通称:白粘土)

こちらもなんどもご紹介しておりますが、青粘土と温泉ガスを反応させて湯の花を栽培したあとに残る粘土は白色をしています。
鉱物学的にはカオリナイトということになります。

カオリナイトををwikipediaでは

 
カオリナイト(kaolinite、カオリン石)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Al4Si4O10(OH)8、結晶系は三斜晶系。粘土鉱物の一種。高陵石ともいう。
kaolinite の名は、中国の有名な粘土の産地である江西省の高嶺(カオリン:Kaoling)に由来する。高嶺で産出する粘土は、景徳鎮で作られる磁器の材料として有名である。また、同質の粘土(鉱石)はカオリン(kaolin)と呼ばれる。
 

と紹介していました。
化学組成のAl4Si4O10(OH)8ここに注目すると、昨日紹介したモンモリロナイトにもこの部分が含まれていることが分かると思います。
モンモリロナイトからNaやCaなどのミネラルやH2Oを抜いてしまった、いわばカスカスの状態と言うことができます。

【カオリナイトの性質】

1.超微粒子・・・0.1~1ミクロンの超微粒子です。毛穴の奥の汚れもかき出してくれます。
2.多孔質・・・表面にたくさんの隙間を持つ構造になっており、皮脂や、老廃物を物理的に吸着します。
3.分散・・・水の中で粒子は独立しており、さらさらとした肌触りが実感できます。

※表面にたくさんの隙間を持つ多孔質になっており、隙間に汚れを物理的に吸着します。このような白粘土はクレイソープ剤としての有用性が高く評価されています。

お肌ピカピカの第3の秘密はカオリナイトのはたらきのようですね。

20140520

これにて泥の考察はひとまず終了!

by ひらおか